ビジョン&ミッション

Vision

人類と動物、植物、
そして地球が共存できる未来を実現する。

世界人口と消費需要の増加を背景に、温暖化ガスを削減し、森林を取り戻し、家畜をできるだけ殺さずに地球環境を維持するには、単に農地を耕し家畜を育てるという既存概念の延長線上にある新しい商品を生み出すだけでは不十分です。また、グローバル化した社会において、国際価格で取引される食糧を開発途上国が必要量を購入するのは不可能です。そのためには、食糧生産について概念シフトを起こし、各国や地域で効率的に食糧を地産地消できるしくみが必要です。フェルメクテス株式会社は、パンや麺を食べる習慣に、さらに環境負荷が小さく高品質なタンパク質を含む原料を加えることで食概念をシフトさせ、持続可能な未来を実現します。

Mission

地球(人類の未来)のために、微生物の能力を引き出す。

食品における微生物の利用は、素材の風味や消化性、栄養を改善する目的で発酵が行われてきました。しかし、食品素材が主体であり、微生物自体は栄養価値として脇役に過ぎません。微生物の持つ高い増殖速度、資化能力、栄養成分生産(ビタミン、酵素、食物繊維など)を再認識し、微生物自体をおいしく健康的に摂取することができれば、食糧生産から消費までの全体最適化が可能です。フェルメクテス株式会社は、微生物の能力を最大限に引き出し、食における主役に引き上げることで、既存概念のシフトとさらなる価値の創造につなげます。

地域への貢献

山形県

山形県は日本でも有数の農業生産高を誇り、とくに米、果樹、豆類の生産高は上位です。また、とくに高級日本酒(吟醸酒)の生産も多く、都道府県としては初めて日本酒で地理的表示「GI」の認可を得ました。このような特産物の加工副生物(米ぬか、酒粕、果汁搾りかすなど)を培地として納豆菌を生産できることから、県内に新たな産業を生み出すことができると同時に、食品ロスのアップサイクル化を推進することに貢献します。

鶴岡市

当社所在地である鶴岡市は、「創造的な地域産業を振興し、文化の多様性保護と世界の持続的発展 に貢献すること」を目的とした「ユネスコ食文化創造都市」に認定されました(2014 年)。また「SDGs 未来都市」にも選定され(2020 年)、「集積する高等教育研究機関などの知見を生かし、化石原料に依存しない素材等の開発などの先端生命科学の研究を推進しながら、ベンチャー企業等が立地する鶴岡サイエンスパークの最適化を目指す」としています。本事業は、これらの課題解決における有効なソリューションを提供します。